もし電車で地震に遭遇したら…?

東日本大震災から10年が経過しました。被災された皆様にはご冥福をお祈りするとともに、今後の発展・復興をお祈り申し上げます。

ここ数日は震災から10年という年数に際し、災害に対して最も注目がなされていると思います。そこで本日は電車での被災をテーマに、もし乗車中に災害に遭ったらどのように行動すべきかを解説したいと思います。

はじめに

前提として、発災時の行動は乗務員の指示を最優先に行動するようにしてください

この先、線路への降り方やドアの開け方などのを説明していきますが、あくまでも一個人の見解が含まれています。「想定外」のことの備えとして、この先読んでいただければと思います。

緊急時行動マニュアル

旅客機の緊急時マニュアルをイメージして、鉄道版マニュアルを制作しました。子供でも大人でもすぐに理解ができるようなことを意識して、イラストを交えて制作いたしました。この記事の前置きで恐縮ですが、活用していただければ幸いです。身勝手な行動は非常に危険ですので、乗務員および関係者の指示を最優先に行動するようにしてください。

揺れが始まったとき

大きな揺れを感知すると、自動的に緊急停止する仕組みが多くの鉄道会社で構築されています。そのため、走行中の場合は急停止することになります。

したがって、つり革や手すりにつかまりしょう

事故等などで急停止を経験している方はかなり多いと思いますが、地震の際は急制動の揺れに加えて地震の揺れも加わりますので、何もつかまらない状態で立っていると転倒の恐れがあります。

また、衝撃に伴う座席上の荷物棚からの落下物にも気をつけましょう

車外への脱出

駅に停車している場合は、ホーム降車することになります。

では、駅間を走行している場合はどうなるかですが、安全確認後に線路に降りて最寄りの駅や踏切などに移動することになる場合が多いです。揺れが大きければ、そのようなことになりますが、揺れが小さければ運転再開を待つことになります。

線路へ降りる事になる理由としては、線路や駅施設などの安全が確認できないと電車を動かせなくなるからです。

線路への降り方としては2パターンあります。

一つ目は、乗降ドアから梯子を使わずに降りる方法です。(乗降ドアは、電車乗る時に通る一般的なドアのことを言います。)

イラストのように、手すり等につかまりながら足を出して座るような体制にします。それからお尻を前に出すようにして線路へ降ります。この時に補助の方がいると円滑になります。

実は地面(線路)から私たちが普段乗車している電車の床との差は1m20cmほどあるんです。慌てて飛び降りてしまうと怪我する危険性が高くなります。

なので、イラストのように降りることを心掛けましょう。足元も不安定ですので。

次に2つ目のパターンとして、ハシゴを使って降車する方法です。

車両によっては、先頭車両から画像のように降りられるパターンと、先ほど1つ目のパターンで紹介した乗降ドアからはしごを使って降りる方法があります。

地下鉄に入る電車は基本的にはそれぞれの先頭車にハシゴが常備されています。

一方で、JRなどの電車には先頭車に梯子が用意されていないため、乗降ドアからはしごないしは自ら線路に降りる必要があります。

乗降ドアの開け方

何度も繰り返しますが、乗務員の指示を最優先に行動するようにしましょう。また、普段の乗車中に無意味に操作することは明確に禁止されています。

では、ドアの開け方です。

ドアを開けるには、ドアコックを操作する必要があります。

ドアコックは、ドアの上かドア横の座席下に設置されていますので、最初にフタを開けます。

フタを開けるとレバーがあるので、そのレバーを動かすことでドアのロックを解除することができます。この操作完了後、ドアを手動に開けられるようになります。

終わりに

以上で、地震発生からの行動をまとめてみました。

何度も繰り返しますが、勝手な行動はかえって危険ですのであくまで知識程度に頭に入れておくことで、いつか使うことがあるかもしれません。

例えば、地震に限らず沿岸部を走行している途中であれば津波からの避難も必要になってきます。線路への降り方を覚えておくだけでも、避難の時間短縮にもつながります。

また大きな事故に遭遇した際にも、車外脱出は必要になります。

ぜひ、活用していただければと思います。

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