東急線の編成表を公開しました。車椅子スペースと優先席の位置も確認できます。

車両置き換えの流れ #4 京王1000系

「車両置き換えの流れ」について

このシリーズは、とある一つの路線に導入された新型車両をピックアップし、最終的にどの線区の車両にまで置き換えの流れが生まれたのかを考察します。

(具体例:埼京線E233系→ 埼京線205系⇨富士急行6000系 → 富士急行1200形⇨岳南電車9000形 → 岳南電車7000形)

京王井の頭線1000系

京王井の頭線1000系は1995年から2010年にかけて19編成製造された車両です。1995年から2004年にかけて導入された1-4次車と、2008年から2010年にかけて導入された5-6次車では大きく構造が異なる事が特徴な車両です。今回はその1000系導入により、どのような置き換えの流れが生まれたのかを考察いたします。

置き換えの流れ

3000系の置き換え

井の頭線に1000系が導入されたことによって、同線の3000系が順序置き換えられました。その3000系にも様々な形態がありました。第1編成と第2編成は片扉・狭幅という形態、そしてリニューアル未施工車、リニューアル未施工・スカート付き、リニューアル車の大きく分けて4形態ありました。2011年までに全編成が置き換えられましたが、18メートル車ということで地方の鉄道会社に多く譲渡されました。

北陸鉄道への譲渡

北陸鉄道には、1996年から2006年までに12両の先頭車が譲渡されました。譲渡された車両された中には片扉・狭幅車の第1編成と第2編成も含まれています。この2編成は浅野川線8000系8800番台と区分されました。残りの4編成は浅野川線用の8900番台と石川線7700系と区分されました。これらの転用車は、浅野川線の旧型車両を置き換えました。なおこれらの旧型車のその後の譲渡はありません。

アルピコ交通

アルピコ交通には、1999年から2000年にかけて8両の中間電動車が譲渡されました。すべての車両が先頭車化改造が施されていますが、設計自体は3000系リニューアル車に準じています。ここでは、5000系車両を置き換えました。5000系のその後の譲渡はありません。この5000系は元東急の5000系であり、1編成のみ2020年3月まで新村車庫にて東急塗装の状態で保管されてきましたが、その後は団体により群馬県にて保存されています。

上毛電気鉄道

上毛電気鉄道には、1998年から2000年にかけて先頭車10両と中間電動車6両の計16両が譲渡されました。中間電動車は先頭車改造が施されていますが、デザインは3000系リニューアル未施工車とほぼ同じ外観です。形式は700型と改められ、旧型の300型と350型を置き換えました。両形式のその後の転用はありません。

岳南電車

岳南電車には、1996年-1997年と2002年に中間電動車5両が譲渡されました。1996年導入組は、先頭車化改造が施され1両(=両運転台)3編成の7000形と改められました。2002年導入組は、先頭車化改造が施され2両1編成の8000形と改められました。先頭車のデザインは3000系リニューアル未施工車とほぼ準じていますが、尾灯のデザインは長方形となっています。ここでは、5000系を全編成置き換えました。

なお、2018年に富士急行から譲渡された9000形により7000形1両が置き換えられました。

伊予鉄道

伊予鉄道3000系

伊予鉄道には、2009年から2011年にかけて先頭車20両、中間電動車10両の計30両が譲渡されました。3両に組成され10編成と改められました。譲渡された車両は全編成リニューアル車であり、譲渡にあたってVVVF化改造も施されています。ここでは、800系全編成と700系の一部編成を置き換えました。これらの車両の一部はその後銚子電鉄へ譲渡されました。

伊予鉄道の動向

800系の譲渡

800系の種車である京王2010系

伊予鉄道には、元京王2010系の譲渡車である800系が2010年まで使用されてきしたが、3000系の導入により全編成が置き換えられることになりました。6編成のうち4編成は廃車されましたが、2編成はその後2000形に改められ銚子電鉄に譲渡されました。銚子電鉄では、2000形導入によりデハ700形を置き換えました。このデハ700形は、現在も千葉県の施設にて保存されています。

700系の譲渡

800系と同じく、3000系導入により700系3編成9両が置き換えられました。このうち1編成の先頭車2両は、3000形に改められ銚子電鉄へ譲渡されました。この3000形転用により、デハ1000形2両が置き換えられました。このデハ1000形は、元営団2000形車両であります。その後は、銚子電鉄仲ノ町車庫と千葉県の施設にて保存されています。

結果

京王井の頭線に1000系が導入されたことにより、最も遠い流れを受けて置き換えられた車両は、銚子電鉄デハ700形・デハ1000形であることが分かりました。

今回の振り返りで、東急旧5000系が2車に渡って置き換えられたことと、京王井の頭線の車両が京王線から転用された車両を置き換えた事が個人的には面白いと感じました!

次回予告

次回は京浜東北線E233系1000番台導入による置き換えの流れを考察しようと思います!

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