※この記事は、一般的なクレジットカード(後払い)を使用しない方法を中心に紹介しています。

はじめに
クレジットカードとほぼ同じ支払い機能を持つプリペイドカード。事前に入金した額だけ使用できる事で、クレジットカードが作れない学生や使い過ぎの懸念がある人でも気軽に使用できる事が特徴です。プリペイドカードにもポイント機能がある場合もあり、ポイントを二重取りする目的で使用する人も多いですね。
そんなプリペイドカードですが数ある物から今回は、最大1%のポイントが還元されるVISAプリペイド「Kyash」の基本的な使い方や登録方法などを紹介します。今回もクレジットカードを使わない方法を中心に紹介したいと思います!
Kyashとは?
Kyashの特徴
VISAプリペイドカードを使用することができるウォレットアプリです。ウォレットアプリということで、チャージや設定等は基本的にアプリケーション内で行います。Kyashはポイント還元率が最大1% であり、プリペイドカードの中では高還元率であることが特徴です。
Kyashを駆使すると、普段の買い物でポイントを2重や3重ととることも可能なカードです。最近ではApple Payに対応したり、カードのバリエーションが増えたりとユーザにとってはメリットも多くなってきています。
基本的な使い方

Kyashは、カードにチャージすることで利用することができます。チャージ方法は大きく分けてクレジットカード・金融機関・コンビニの3種類のいずれかから行います。
ちなみにクレジットカードとデビットカードからのチャージの場合は、各カード会社によるチャージ分の特典やポイントの還元を受けることができます。
その後はチャージしたKyashを使い、買い物することができます。ここでの利用の際は、Kyashポイントの還元があります!
利用できる場所や、詳しい利用方法等は後述します!
Kyashのバリエーションと還元率
Kyash Card Virtual
Kyashのアプリ上にバーチャル発行され、オンライン上のみ利用できるVISAカードです。物理的なカードではないので、街中でのVISAとしての利用はできません。
もちろん利用時に必要な、カード番号・有効期限・セキュリティコード・カード名義 も備わっています。
登録方法と発行手数料
Kyashのアプリをインストールし、アプリ上でメールアドレスと携帯電話番号を登録。その後すぐに利用が可能。公式では最短1分で発行可能とのこと。
⭐︎発行費:0円
利用できる環境
・オンライン決済⇨例:Amazon、楽天、イベントチケットの購入など
・Apple PayとGoogle Payを介したQUICPay支払い⇨街中のQUICPay対応店で決済可
還元率と利用上限
⭐︎ポイント還元率:0.5%
⭐︎ポイント還元適用上限:月120,000円まで
⭐︎1回あたりの利用上限金額:30,000円
⭐︎1日あたりの利用上限金額:30,000円
⭐︎1ヶ月あたりの利用上限金額:120,000円
デメリット(主観)
利用上限が低い点、街中で利用できない点
Kyash Card Lite
街中のお店でのVISA支払いが可能な物理的なカードです。Kyash Card Virtualと同じようにオンラインでの利用も可能です。発行に際しての本人確認の提出はありません。
登録方法・発行手数料
Kyashアプリをインストール後、アプリ上から申し込む。申し込みの際に発行手数料を支払い登録が完了。申し込みから数週間後にKyashから簡易書留として自宅に配達されます。
⭐︎発行手数料:300円
利用できる環境
・街中のVISA加盟店での決済→スライド式読み込み、一部の店舗では直筆サインの提出
・オンライン決済⇨例:Amazon、楽天、イベントチケットの購入など
・Apple PayとGoogle Payを介したQUICPay支払い⇨街中のQUICPay対応店で決済可
還元率と利用上限
⭐︎ポイント還元率:0.5% (2020/5/1までは1%)
⭐︎ポイント還元適用上限:月120,000円まで
⭐︎1回あたりの利用上限金額:50,000円
⭐︎1日あたりの利用上限金額:50,000円
⭐︎1ヶ月あたりの利用上限金額:120,000円
デメリット(主観)
ICチップが無い故にサインを求められる点、virtualと還元率が変わらない点、利用上限の低さ
Kyash Card
街中でのVISA決済とオンライン決済に加え、VISAタッチ決済と暗証番号の搭載に対応した物理カード。商店のICチップ差し込みでのVISA決済も可能なカード。カラバリが3色ある。

登録方法・発行手数料
Kyashアプリをインストール後、アプリ上から申し込む。申し込みの際は、2種類の本人確認証の画像をアップし発行手数料を支払い登録が完了。申し込みから数週間後にKyashから簡易書留として自宅に配達されます。
⭐︎発行手数料:900円
利用できる環境
・国内と海外でのVISA決済→ICチップ搭載のため、駅の券売機での購入も可能。
・国内と海外でのVISAタッチ決済⇨例:コンビニやマクドナルドなど
・オンライン決済⇨例:Amazon、楽天、イベントチケットの購入など
・Apple PayとGoogle Payを介したQUICPay支払い⇨街中のQUICPay対応店で決済可
還元率と利用上限
⭐︎ポイント還元率:1%
⭐︎ポイント還元適用の上限:月120,000円まで
⭐︎1回あたりの利用上限金額:300,000円
⭐︎1日あたりの利用上限金額:300,000円
⭐︎1ヶ月あたりの利用上限金額:1,000,000円
⇨アプリ上で、任意の利用制限の設定も可能!使い過ぎが心配な方は必見です!
デメリット(主観)
発行手数料の割には3Dセキュアが未対応、ポイント還元の上限が他カードと同じく月12万な点
クレカとデビット以外のチャージの方法
コンビニでの現金チャージ
・ローソン:アプリでチャージ申請を行い、Loppiで印字しレジで支払い。最低チャージ金額は3,000円です。
・ファミリーマート:アプリでチャージ申請を行い、Famiポートで印字しレジで支払い。最低チャージ金額は3,000円です。
・セブンイレブン:セブン銀行ATMの「スマートフォンでの取引」をタップし、表示されたQRコードをKyashアプリでスキャン。その後、チャージ金額を入金。最低チャージ金額は1,000円で紙幣のみ対応です。
・ミニストップ:アプリでチャージ申請を行い、MINISTOP Loppiで印字しレジで支払い。最低チャージ金額は3,000円です。
・セイコーマート:アプリでチャージ申請を行い、クラブステーションで印字しレジで支払い。最低チャージ金額は3,000円です。
ペイジーでのチャージ
ペイジでのチャージは、Kyashアプリ上でチャージ申請を行い、収納番号等をATM等で入力しチャージを行います。口座をお持ちでない方は、金融機関のATMより現金を入金します。
銀行口座をお持ちの方は、ネットバンキングからのキャッシュレスでのチャージも可能です。例としてみずほ銀行のみずほダイレクトからのチャージ方法を載せます。

画像のような流れです。金融機関のネットバンキングを登録されている方は、基本的にはこの流れでインターネットから現金を使わずにチャージすることが可能です。最低チャージ金額は3,000円ですが、非常に利便性が高いチャージ方法です。クレジットカードが作れない方はこの方法でチャージしてみてください!
Kyashの総合的なデメリット
3Dセキュアが無い
3Dセキュアとは、本人認証サービスのことを言います。Kyashには3Dセキュアサービスがないので、各種スマホ決済との紐付けやチャージにも制限がかかります。
例えば、PayPayとの紐付けの際、3Dセキュアが無いために月5000円までしか使えません。
また、楽天Payのクレジットカード登録やd払いのクレジットカードチャージはできません。
3Dセキュアが無いと多くのスマホ決済の登録も出来ないのが現状です。せめて有料のKyash Cardには対応していただけると嬉しいのですが仕方ないですね。
利用できない店舗がある
利用できない店が意外とあります。公式から具体的に発表されているので、詳しくはそちらを参照してください。
特に、月会費(自動決済)ができない点は痛いです。近年では、サブスクが多いのでそれらの支払いができないのは不便ですね。また、ホテルの料金支払いもできないところが多いです。これらの支払いは、同じプリペイドでもLINEPayカードではできたりするので、そちらを使う方が良いですね。
ポイント還元がされない支払い
支払いができても、ポイントが還元されない場合があります。代表例としては、券売機やみどりの窓口等で購入した切符とSuicaへのチャージに関しては、ポイント還元がされません。鉄道をよく利用する私としてはかなり痛いですが、そこはプリペイドカードなので仕方ないですね。
公式でもポイントが還元されない取引について記載があります。詳しくはこちらへ。
不正利用に対しての対応
Kyash社は、他のクレジットカード会社のような不正利用の補償はありません。しかし最近では、見知らぬ通販サイトでの不正利用の被害者が多く見受けられました。
オンライン決済のロックや、カード自体のロックはアプリから行えるので、気にされる方は都度ロックをかけることをお勧めします。
これに関しては、利用規約にもその旨のことが記載されています。これに対して抵抗がある場合は、Kyashの利用は避けてください。
まとめ
以上のように、Kyashの基本的な使い方やカードの種類など説明しましたが、高還元率なプリペイドカードであるためクレジットカードを持てない人でも、お勧めなプリペイドカードです。一方でデメリットもそれなりにあるので、もし迷っている方がいればこの記事を参考にして考えていただければと思います!
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